POSTER

Yellow Magic Orchestra

今ぼくたちが持っている様々なシステム、
例えば資本主義、市民社会、金融経済、中央制御型エネルギーシステム、、などがことごとく矛盾を露にしていて、
世界中でそれに対するオルタナティブな意見や取り組みが広がりつつある過渡期だと捉えています。
20世紀からの大きなパラダイム、あるいはもっと大きく言えば産業革命以来続いた一つのパラダイム、
さらにもっと大きくこの500年続いた資本主義と科学技術の発展に基づいたパラダイムが
大きく変わる予感があります。

ぼくは基本的に「~~すべき」という考え方はとっていませんし、好みません。
音楽は人間や社会の変化を敏感に反映します。
時には炭坑のカナリアのように先駆けて変化を映すこともあります。
また病気に対して処方される薬のように働くこともあります。
毒には毒をもって制す場合もあれば、
身体が硬結しているとき、整体や鍼のように身体を緩めてくれる場合もあります。(坂本龍一)

「時代は変わる」と言うように時間は常にながれています。
今はその中でも、大きな変化の時の中。
それはある種の歪みを伴って我々に「どうする?」と問いかけて来ている。
変わらなければならないのに出口が今ひとつ見つからない。
さてどうしたものか、というのが正直な気持です。

普通でいられること、やはり日常の大切さを感じることが出来る感覚を音楽が教えてくれてます。(高橋幸宏)

20世紀中盤に建てられた政治経済文化の屋台骨が古くなり、
天変地異をきっかけに建て替えざるを得ないという時期。

困難な時代にも一息入れられる日常は大切。そこに音楽が息づく。(細野晴臣)

MAKING

Yellow Magic Orchestraメイキング

「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターの撮影レポートをお届け!
日本だけでなく世界の音楽シーンでワールドワイドな活動を展開。坂本龍一(key)、高橋幸宏(ds,vo)、細野晴臣(key,b)の3人からなるYellow Magic Orchestraの登場です!


梅雨明けとなった7月中旬、都内スタジオで撮影が行われました。
個別には何度かご出演いただきましたが、3人揃っての撮影は2004年以来、なんと8年ぶりの登場です!
撮影前のスタジオにずらりと並べられたパーティーグッズ。一体どんな撮影になるのでしょうか?

グッズに興味津々のカメラマンの平間さん。帽子を被りながら「なんか頭の上にピコーン!って立ち上がりそう!」
ピンクのジュリ扇に反応するディレクターの箭内さん。フワフワ感が気になるご様子。

「なんかあんまり違和感ないんだよな~!」と平間さん。ペロリ。

そこにYMOの3人が登場!賑やかに並ぶグッズを横目に控え室へ…。

スタッフから撮影の説明。
なんとアメリカからドキュメンタリー番組の取材班も撮影に来ていました。

真剣な面持ちで愉快なグッズを選ぶ大人たち。

小学生男子のように楽しそうに試着をする坂本さんと幸宏さん。

「(グッズを付けすぎると)誰だかわからなくなっちゃうね~!」
すでに面影がなくなっている坂本さん。

ターザン?狼少年ケン?赤いマフラーを首に巻き、何かを叫ぶお二人。

撮影スタート。
最初のカット用に3人が選んだのはロウソク付きメガネ!
メガネには「Congratulations on 60th Anniversary」の文字が。

再びセレクトタイム。
コーディネートのバランスを見ながら素早くチョイス。さすがのチームプレイです。

平間さん「あー!それもいいですね!」。
鏡の前で変身具合をチェック!

「それぞれの楽器を演奏してみましょうか。」と平間さん。
アイテムを付け替えるたびにポージングも変わっていきます。

撮影後のポラチェック。
「あはは!いいね~!」

続きまして動画のインタビュー撮影。
こちらの動画は11月にリニューアルする渋谷店の企画で公開予定のもの。
1人ずつの撮影と聞き、「じゃあ、ジャンケンで順番を決めよう。」と細野さん。
本人達も驚くほど、あいこが続いてなかなか順番が決まりません。さすが気の合う3人!

スタジオ内に組まれた黄色い空間でのインタビュー。
YMOについて、3.11以降の世界について、10年後の自分に対してのメッセージなど、同じ質問に対しても三人三様の興味深いお話をしていただきました。

完成したポスターは9月中旬まで店頭で掲出予定ですのでお見逃しなく!
YMOのみなさん、お忙しい中ありがとうございました!

完成したポスターはこちら!