POSTER

Cornelius / 小山田圭吾

技術の進化とグローバル化が進む中、情報の急速な流れにより、
社会もどんどん変化しているように感じます。
一方、ウクライナの戦争や中東の紛争、社会の分断、気候変動など、
複合的な理由で、危機や不安を感じています。
音楽は、エンターテインメントだけでなく、
人々の感情やつながりを豊かにする役割を果たしていると思います。


(Cornelius / 小山田圭吾)

MAKING

Cornelius / 小山田圭吾メイキング

「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターの撮影レポートをお届け!
祝ソロ活動30周年!近年発表してきたアンビエント色の強い作品を中心に再構築したアルバム『Ethereal Essence』を6月26日にリリースするCornelius/小山田圭吾さんがNO MUSIC, NO LIFE.ポスターに登場!

 

5月中旬、都内某所のスタジオで撮影は行われました。

 

スタジオに到着するとレコードとプレイヤーがお出迎え。
なんとこちらはカメラマン・平間至さんの私物レコードコレクションと、平間さんのアシスタント・三輪さんの私物のポータブルプレイヤー!
スタジオスタッフさんによるとプレイヤーを持ってきて撮影をするのは世界初とのこと。(信じるかどうかはあなた次第?(笑))

 

こちらはオーストラリアを代表する実験音楽家/サウンド・アーティストOren Ambarchiがスウェーデン人ベーシストJohan Berthling、ドラマー/パーカッショニストAndreas Werliinとコラボしたアルバム『Ghosted』。
早速スピーカーに繋いでこちらをBGMに撮影準備開始!

 

異なるサイズで丸く切り抜かれた枠が3つ。
今回は丸い枠の中に小山田さんが入るような形で撮影をするようです。
どのサイズにするか最終的な確認をしています。

 

サイズも決まり、三輪さんの的確な指示により紙に丸い穴が作られていきます。
裏側から補強をし、早速撮影用にセット。

 

撮影準備も終わり待機をしていると、携帯をスピーカーに向けながら近づいてくるスタジオスタッフさんが。
どうやら流れていた曲が気になり音声検索をしようとしていたとのこと!
その場で平間さんに教えてもらい、テープにメモをされてました。優しい世界。
NMNLの撮影現場でこうして音楽の輪が広がっていくのはとてもうれしい光景ですね。
ちなみにこのとき再生されていたのはHans-Joachim Roedeliusの『Jardin Au Fou』でした。

 

ここで小山田圭吾さんが到着!
NMNLの撮影前にはラジオの収録をされていたとのことで、お忙しいところありがとうございます!
まずはご挨拶&本日の撮影イメージのご説明。
着替えやセットなどを行っていただいてから撮影に入ろうとしたところ、「このまま行けますよ!やりましょう!」とサッと撮影位置に付く小山田さん。
平間さんの撮影は今年に入ってから過去最短記録を度々更新するほどあっという間なのですが、これは今回も撮影が一瞬になる予感…!
(メイキングのアーカイブはNMNLサイトで公開中です!ぜひそちらから過去のメイキングもチェックしてみてくださいね。)

 

早速撮影開始!
丸い枠から正面・右上などいろいろな場所から顔を出していきます。

 

ここで写真チェック。
「おお!これいいですね~(小山田さん)」など和気あいあいとチェックをしていきます。
一通り見終わると、「大丈夫です!」と小山田さんからOKが!
NMNLチームも驚く早さ!
この後撮影データをご確認いただいたところ、今回の撮影時間は1分2秒だったとのことでした。
またまた過去最短記録更新です!(笑)

 

撮影が終わると、平間さんのレコードコレクションに吸い寄せられていく小山田さん。
「このジャケ写気になるな~(小山田さん)」「聞いてみます?(平間さん)」と、早速Supersisterの『To The Highest Bidder』を再生。

 

その後もLP談議に花を咲かせる平間さんと小山田さん。
気付いたら撮影時間よりもはるかに長い時間お話しされていました。(笑)
三輪さん曰く、たくさんある平間さんのコレクションの中から小山田さんのために厳選して持ってきたものだったとのこと。

 

楽しそうなおふたりの後ろ姿。
スタジオの撤収作業も終わったところで、惜しみながらの解散となりました。
プレイヤーを持ってきての撮影が世界初(仮)となったCorneliusのNMNLポスターは全国のタワーレコードで掲出中ですのでお見逃しなく!
小山田圭吾さん、お忙しい中ありがとうございました!

 

完成したポスターはこちら!