社会的な意味で、人類にとって未知の領域に突入した時代。
津波の前の引き潮のようなかんじ。
押す力と引く力、進む力と戻る力が拮抗しているような気分もあり。
希望が絶望の影に隠蔽されているような…。
そんな時代の中で音楽は、
その音楽が好きな人にとっては人生の良き友…いやそんなんじゃないな~、
言葉にできない感情を喚起する不思議な音響装置かな。
MAKING
細野晴臣メイキング
「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターの撮影レポートをお届け!
1stアルバム『HOSONO HOUSE』(1973年)以来、38年ぶりにリリースする全曲ヴォーカル・ソロ・アルバム『HoSoNoVa』(4/20発売)に、ティン・パン・アレー再結成かと思わせるメンバーや、オノ・ヨーコ、Coccoなど錚々たるアーティストが集結!
ソングライティングやプロデュースなど多岐にわたり活躍している細野晴臣さんの登場です!
2月某日、浅草のスタジオで撮影が行われました。
今回の撮影にあたり、細野さんから送られてきた撮影イメージが、作家・永井荷風!?さらにニューアルバムにあわせて撮影された細野さんのアーティスト写真も浅草で撮影されたということで撮影場所はレトロなスタジオに決定!
昭和9年に建築されたというこちらのビルは建築当初は銀行だったため、金庫の扉が残っています。
こちらは(撮影スタッフ曰く)東京で一番美味しいという‘亀十’のどら焼の差し入れ。皮がフワフワで軽く、甘さが控えめなので、かなり大きいのですがあっという間に完食!どら焼片手に浅草散歩…。いいですね~!
恒例のディレクター・箭内さんのファッションチェック!サイドにイチゴドクロがずらりと並んだ’ARENA製の風とロックジャージ!只今試作中だそうです。上着はSPECIAL OTHERSの写真がコラージュされたWILD THINGSのダウンジャケット。こちらは頂き物ということで、なんと今回の衣装代は0円!
撮影スポットを探しに撮影スタッフ一同屋上へ。するとカメラマンの平間さんが箭内さんのアシスタントのお尻を…!あ・危ない!今回も絶好調です(笑)!
現場が和んだところにハンチング帽を被った細野晴臣さんが登場!
シンプル且つアンティークな雰囲気の屋上にぴったりの装いです。
早速撮影がスタート。ちょうど日が暮れはじめ、屋上で1箇所だけ光が差し込んでいます。細野さんが持っているこうもり傘も、実は細野さんが用意したこだわりのアイテムです!
光と影のコントラスト。この絶妙なタイミングでの撮影の為、時間が勝負!平間さんも真剣な眼差しです。
丸眼鏡にこうもり傘。キネマのワンシーンのような佇まいにスタッフも息を飲んで見守ります。
ポラチェック。
「うわー!嬉しいね~。小津安二郎の映画みたいだね!いいね!」と太鼓判をいただきました!「これは楽しみだなー。」と顔がほころぶ細野さん。
制作スタッフからもどよめきが起こる程!
続きまして、インタビュー動画の撮影へ。
「ロックを始めてから何十年経ってまだ音楽をやっている。今回はあえてロックから離れて、日本のポップスを作るつもり。ロックとそうでない音楽とを行き来している事が面白くてしょうがない。」と細野さん。これからやっていきたいこと、オリジナル・アルバムへの想いなどたっぷりと語って頂きました。今年は5/1の日比谷公会堂単独公演をはじめ、5月末から東京、名古屋、大阪、福岡で開催される”Springfields’11″への全公演参加、さらにはFUJI ROCK FESTIVALのYMOでの出演など、ライヴを精力的に行うそうなので楽しみですね!
最後はカメラに向かって「NO MUSIC, NO LIFE.」で締めて頂きました。気になるインタビューの内容はメイキングと合わせてWEBで公開中ですのでお見逃しなく!
完成したポスターは現在店頭で掲出中ですので、是非チェックしてくださいね!細野さん、本当にありがとうございました!
完成したポスターはこちら!