自分の生きている時代がどんな時代なのか、進行形の中ではわかりづらいけれど、
昔に比べればいろいろなものと比べて考えやすい時代。
音楽の役割は、ものごとを「コスパ」で選ぶことにブレーキをかけつつ、
「コスパ」自体の基準を豊かにしていくこと。
(三浦康嗣)
今の時代、小さな声も届くようになりましたが、本質は変わっていない様に感じます。
その中で、淘汰されるような音も増えましたが、本質は変わっていない様に感じます。
(村田シゲ)
今は冒険の時代。音楽は冒険の喜び。
(いとうせいこう)
MAKING
□□□メイキング
「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスターの撮影レポートをお届け!
2009年7月ジャパニーズ・ヒップホップのオリジネーター、いとうせいこうさんが正式加入。
先見性と前衛性、実験精神で常に話題を振りまく□□□の登場です!
クリスマス当日、都内某所の活版印刷所で撮影が行われました。
‘文字’と‘言葉’をキーワードにしたニューアルバム『CD』を制作中の□□□。
初回限定盤のジャケット/ブックレットを昔ながらの印刷技術‘活版印刷’で制作するということで、今回の撮影場所が決定!
中に入るとインクの香りが。「大学の匂いがする~!」と嬉しそうに、なぜか自転車を漕ぐディレクターの箭内さん。
すっかりお正月のような装いです。
活版職人の三木弘志さん。
ワークショップを開催したり、学校の講師を務めたりと、活版印刷を伝えるために様々な活動をされているそう。
今回の撮影のために、特別に‘□□□’の文字を組んで頂きました。
こちらは12月中旬に開催されたイベント「□□□忘年会2010」で配られた歌詞カードの一部。
ニューアルバムに収録されている“ヒップホップの経年変化”の文字が!
1つ1つ文字を並べるため、1曲の歌詞を組むのにもかなりの時間がかかるそうです。
メンバーを待っていると、撮影現場のムードメーカー的存在の動画撮影スタッフより、カメラマンの平間さんと箭内さんにクリスマスプレゼント!
突然のサプライズにとっても嬉しそう!
中を開けてみると…。お二人にそっくり!?な、コースターが!一気に現場の雰囲気が和やかに~。
そこへ新聞記者に扮したメンバーが登場!
実はいとうせいこうさん、今回の撮影でNMNLポスター最多出演に!いつもお世話になっています~!
出演回は全てメガネを変えているそう。そのこだわり、タワレコスタッフ一同感服いたしました!
カメラマンの平間さんより、撮影イメージを説明。
印刷機の前に座っての撮影ということで何かお尻の下に敷くもの…と探していると、せいこうさんよりメンバーにティッシュペーパーの配布が(笑)。
「いくら何でもそれは!」ということで、新聞紙を配布(笑)。
今回の撮影のイメージにはぴったり!?
メンバーそれぞれ‘□’の文字を持って撮影がスタート。
中央に集まって仲が良さそう!と思っていたら、小さい声で漫才のような小競り合いが(笑)。
早速ポラチェック。
「戦後間もなくって感じ。親父の写真、こんな感じだったよー。昭和の顔している!」とせいこうさん。
□□□では30歳の設定では!?
続きまして、ポーズを変えての撮影。
と、その時三浦さんから「痛い!痛い!」と声が。
床には‘□’の文字がバラバラに散らばっています!活版が崩れて足に落ちた模様。
かなりの重さがあるので痛そうです。
「弁慶のアレに落ちてメチャ痛い!」と三浦さん。
「弁慶のアレって(笑)そこが出てこないの!?」と村田さん。一同大笑い!
「俺たちも下手すると落とすから他人事ではない!」とせいこうさん。確かに危険です!
撮影はそのまま続行!せいこうさんがバラバラになった活版を指したりと逆に崩れて良かった!?
ハプニングもありつつ、ポスター撮影は無事に終了!
続きまして、インタビュー動画の撮影へ。
「昨日、東京スカイツリーに灯ったイルミネーションを見て、急に世紀末を感じた。10年遅れて世紀末が来た。」と語るせいこうさん。
ニューアルバム『CD』は、印刷物とCDと全てが揃わないと完成しない、CDというフォーマットでしか作れない作品とのこと!
気になるインタビューの内容はメイキングと合わせてWEBで公開中ですので、お見逃しなく!
クリスマス当日の撮影となりましたが、楽しい時間をありがとうございました!
ポスターは2月上旬より店頭で掲出しますので、是非チェックしてくださいね!
完成したポスターはこちら!